子育てに関するよくある質問

子育て支援センターの職員や、こども課の保健師・栄養士などが受ける「子育てに関するよくある質問」についてまとめてみました。
お子さんの置かれた環境により、その対応はさまざまです。参考例としてご活用ください。

しつけ・育児について

Q赤ちゃんが泣きやまないときはどうしたらよいですか。

A

まだ言葉を話すことができない赤ちゃんは、泣くことによって自分の気持ちや要求を大人に伝えます。「おなかがすいた」「おむつが汚れた」「暑い」「寒い」など、その状況に応じて対応できるといいですね。もちろん、「すべてやり尽くしてもまだ泣く」なんてこともあり得ます。そんな時は、やさしく抱っこして背中をトントンとしたり、子守歌を歌うなど、気持ちが静まるようにしてあげることもいいかと思います。外に連れ出し気分転換するもの効果的ですよ。お母さん自身の気分転換にもなりますしね。

Qもうすぐ1歳なんですが、まだ歩きません。大丈夫でしょうか。

A

運動発達には個人差があり、早い時期に歩き始める子もいますが、1歳半を過ぎて歩き出す子もいます。歩けるようになるためには、おすわり・ハイハイ・つかまり立ちが上手にできるようになることが大切です。 1歳半を過ぎても、歩く気配がなかったり、運動発達で気になることや心配な事がある時には専門機関に相談しましょう。

Qトイレトレーニングについて、いつごろから始めたらよいですか。

A

トイレトレーニングは、個人差があります。始めごろは、自分で「おしっこが出た」という感じが分かってきてからをおすすめします。もちろん言葉で伝えなくとも「おしっこが出た後、股のあたりをさわっている」というサインもOKです。洗濯物がすぐ乾く、汗をかくのでおしっこの間隔が空きやすい、パンツがぬれても寒い思いをしない などの理由で夏に始める方も多いですが、季節を問わず、子どもからのサインを見逃さないことが成功の近道です。
トイレトレーニング は、行きつ戻りつの繰り返しです。失敗しても叱らずに「おしっこ出て気持ち悪かったね」と声をかけ、取り替えてあげましょう。親があせってしまうと急に進まなくなってしまうことがありますので、気長に焦らずゆったりとした気持ちで進めてみてくださいね。

Q夜泣きがすごいのですが、大丈夫ですか。

A

睡眠の発達過程により、理由がなく夜に泣くことがあります。軽くトントンたたいて「お母さんはここにいるのよ」と安心させてください。いつもと同じように元気であれば心配ありません。あせらないで付き合ってあげてくださいね。夜泣きがひどい時期は、お母さんもできる限りお昼寝をして、睡眠を確保してくださいね。家事が後回しになっても仕方がないと割り切ることも大切です。もう一つの考えとしては、夜泣きは昼間の記憶が残っている場合もあります。大人中心の生活リズムで刺激が多すぎたり、体を動かすことが不十分だったり、お昼寝が長すぎることで夜眠れないことがありますので、少し生活を振り返ることも大切ですね。

Qおもちゃを自分だけの物にしたがり、人に貸すことができない。

A

まだ上手に貸し借りができない年齢なので、今お母さんがやっているように「お友だちにも貸してあげようね」などの声を掛けてあげたらよいと思います。いろんな経験を積み重ねていくことで、成長とともに感情や行動を状況に合わせてコントロールする力がつき、社会的ルールを身につけていくようになります。

Qイヤイヤ期なのか、何でも「イヤ」と言います。

A

自我の芽生えとともに「イヤ」とか「ダメ」などと言うことが多くなります。大人から見ると大変なことですが、子どもにとっては大切な成長のひとつなんです。そのうち「自分でする」と言う言葉も出てきます。この時期はできるだけ子どもが自分でいろいろな事を経験する機会を与えましょう。「そんなことできないでしょう」と手を出したくなる気持ちもわかりますが、そこはグッと我慢!「やりたい気持ち」を大切にしてあげてください。「一人でできたこと」を認めることで自信や次の意欲につながっていきますよ。

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